こんにちは。学びのインフォです。
春頃になると多く方から「模試って受ける必要ありますか?」と質問を受けます。
外部模試を受けるとしたら、その理由は?今回はそんな疑問の参考になればと思います。
模試を受ける
中学3年生になると様々な外部模試のお知らせを目する方が多くなります。意外といいお値段がするので、気軽に「受験させよう!」という気持ちになる前に
「模試って受けないといけないものなのかしら?」
という疑問を持つ方のほうが多いかもしれません。では、模試というのは実際に必要なものなのでしょうか。
塾へお子様を通わせているご家庭で、塾内模試というのを受けさせている場合はもしかすると必要無いかもしれません。しかし塾で模試が無かったり、塾に通っていない場合などには、この模試というものが意外と参考データの1つとして役立つかもしれません。また以下のようなメリットもあります。
- 模試を受けることによって自分の現在の実力が測れる
- 模試を受けたことにより、今の自分の苦手箇所がわかる
- 志望校判定などがある場合、今同じ学校を希望しているライバルの大まかな人数がわかる
- 都道府県によって違うが、外部模試を利用して優遇をしてくれる場合もある
メリット1:自分の現在の実力が測れる
中学校の定期テストでは、その直前まで学習していた範囲だけを理解しているかを確認する為のテストです。しかし、模試というのはそれまで学習してきた内容の全ての範囲から作成されます。
模試を受けるメリットの1つ目は、広範囲の中から様々な問題が出題されるので、今まで学習してきた内容がどこまで理解してアウトプット出来ているのかを知ることが出来るのです。
また結果が偏差値として現れてくるので、目標としている高校へどれだけ今の実力が近づいてきているかを知ることもできます。
メリット2:今の自分の苦手箇所がわかる
模試を受けるメリットの2つ目は、自分の得意とする科目や苦手とする科目もわかるかもしれませんし、その科目の中でも得意な単元と苦手な単元を把握することが出来るかもしれないということです。
自分が苦手とする科目や単元がわかると、その後の学習計画を立てる時に非常に役に立ちます。長期休みの前に受けた模試などを利用して、自分の苦手とするものを把握し長期休みで補講する。このように模試を利用することで、弱点を強化していく参考にしてみましょう。
メリット3:ライバルの大まかな人数と自分の合格の可能性がわかる
模試の中には、志望校判定が可能なものもあります。このような模試の場合、その時に同じ学校を志望した人達の総数とそのライバルの中での自分の実力が表示されていることが多いので、模試を受けた時点での合格の可能性というのが分かります。
最初のうちは自分の志望校が定まっていない場合が多く、このような模試をその後の志望校選びの参考にしても良いでしょう。
ちなみに模試を受けるデメリットは、良い結果が出た時に安心してしまい勉強がおろそかになってしまう人もいることです。
模試の結果は参考資料だと考えましょう
模試は受ける必要がありますか?という質問の答えは、自分の実力を測るチャンスが無いのであれば、1度受けてみることも良いでしょう。
しかしあくまで、模試の結果は参考資料だと考えて下さい。その時の偏差値に振り回されるのはよくありません。
模試の結果は基本、苦手とするものを見つけ出して弱点強化に繋げる為の参考資料です。春から夏にかけての模試はそういった利用の仕方が自分に役立つかもしれません。
また秋から冬にかけての模試は弱点強化の参考とともに、本格的な志望校選びのデータとして活用することもおススメします。
1学期の内申点と外部模試の結果などを参考に、個別相談というものを行う私立の学校がある県もあります。
まずは通うことを考えている地区の高校入試の制度を知り、参考資料としてどういったものが適用されるのかなどを事前に調べておくことも大切です。
まとめ
いかがでしたか?今回は、『模試って受ける必要ある?』を4つのポイントでご紹介しました。
このブログでは実際に質問されることの多いものを中心に取り上げています。初めてのお子様だと受験に不安だったりしますし、ご兄弟がいてもお子様の性格の差などから不安になることが違ったりしますよね。
お役に立てることがあれば嬉しいです。