高校入試の“もうひとつの実力”内申点を武器にする方法

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こんにちは。学びのインフォです。

「うちの子、テストの点は悪くないのに、通知表がイマイチ…」
「高校受験って、結局何が大事なの?」

こんな保護者の声をよく耳にします。
確かに、高校入試では当日の学力検査が大きな比重を持つことは事実です。ですが、それだけでは合格できないのもまた事実。入試にはもうひとつの“見えにくい力”があります。

それが「内申点」、つまり通知表に書かれている評価です。

実際、東京都や埼玉県の公立高校入試では、内申点(調査書点)が300点満点中135点(東京都)〜270点(埼玉県)に相当することもあります。

この“もうひとつの実力”をどう育て、どう活かすかが、受験を有利に進めるカギになります。

通知表で差がつく家庭とつかない家庭の違い

見えている「点数」と、見えていない「評価」

学校の通知表は、単なるテストの結果ではありません。
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的な学習態度」など、観点別評価という複数の視点から判断されます。だからこそ、

  • テストで90点を取っていても、通知表は「4」止まり…
  • 逆に、テストはそこそこでも、通知表で「5」を取っている子も!

なんてケースは珍しくありません。

この違いはどこから来るのか?
「家庭での関わり方」にも大きなヒントがあります。

家庭で“通知表の評価が高い子”は何をしている?

通知表の評定が安定して高い子どもたちの家庭では、保護者がこんな関わり方をしています。

  • 毎日「今日の授業どうだった?」と聞く
  • 提出物の進み具合を確認する
  • ノートやプリントを見せてもらう

これらは、子ども自身が「頑張りを見てもらえている」と感じ、やる気や丁寧さに直結する習慣になります。
逆に、「テスト前だけ頑張ればいい」という考えだと、内申点が伸び悩む原因になりがちです。

テスト前以外に何をすべき?毎日の小さな積み重ね

通知表の評価は、“日々の学びの総合評価”です。
テストの点数はその一部にすぎません。

例えばこんな“見られているポイント”

  • ノートを丁寧にまとめているか?
  • 授業中に積極的に発言・質問しているか?
  • 課題やワークにしっかり取り組んでいるか?
  • グループ活動に協力的か?

ちょっとした努力や習慣が、確実に評価につながります。

しゃぺろん
しゃぺろん

「ただノートを書く」ではなく、色分け・図解・要点整理などを工夫するだけでも大きな違いに。

内申点アップの“5か条”

内申点を高めるためのポイントを、シンプルに5つにまとめました!

  1. 提出物は期限厳守!
  2. ノートは見やすく、工夫をプラス
  3. 発言・質問は“数”より“前向きな姿勢”
  4. 副教科こそチャンスの宝庫。丁寧に取り組もう
  5. 先生との信頼関係も大切に!日頃の態度で差がつく

見落としがちな提出物・副教科の“プラス評価ポイント”

提出物は「期限」と「中身」がカギ

提出物は、単なる「やるべきこと」ではなく、評価の対象
遅れて提出すれば、それだけでマイナス評価になります。
中身を丁寧に、期限内に提出するだけで、“コツコツ頑張っている子”という印象につながるなんてことも。

実技教科は通知表の“得点源”

音楽・美術・保健体育・技術家庭などの副教科は、主要5教科と同じ5段階評価。
それなのに、定期テスト以外の頑張り(作品・実技・授業態度)で差がつきやすい分野です。

  • 東京都では、副教科の成績を2倍にして内申点に反映
  • 埼玉県では、主要・副教科ともに均等な扱いで3年分が対象
しゃぺろん
しゃぺろん

つまり、副教科を味方につければ、全体の評価を底上げできるというわけです!

通知表を“未来につなげる”家庭の関わり方

通知表は、子どもがどんなふうに学び、どんな姿勢で日々を過ごしているかの記録。
家庭での関わり方ひとつで、通知表は大きく変わります。

親子で“ふりかえり会議”をしよう

  • 「どの教科なら、あと1段階アップが狙えそう?」
  • 「この前の提出物、先生が何て言ってた?」
  • 「最近、授業で自分から発言してる?」

こんな会話が、自分の行動を意識する習慣につながります。
評価は“コントロールできるもの”という認識が生まれ、自信にもなります。

三者面談は内申点のヒントを探す場

成績にモヤモヤがあるときは、三者面談や保護者面談で先生に質問をしてみましょう。

  • 「あと何を意識すれば、次の評定が上がりますか?」
  • 「苦手な部分はどこで、どんな行動が改善につながりますか?」

文句ではなく、改善のヒントを探す姿勢が大事です。

地域別ポイント:都立・埼玉県立の内申点事情

  • 東京都:中3の成績が重視され、副教科×2倍で計算。通知表の影響大!
  • 埼玉県:ほとんどの公立高校で、中1〜中3の3年間の通知表が調査書点に反映されます。県立高校によって学年ごとの比重が変わりますが、「1年生からの積み重ね」が非常に重要です。

通知表は“未来のための実力表”。コツコツを武器にしよう!

いかがでしたか?今回は、『高校入試の“もうひとつの実力”内申点を武器にする方法』をご紹介しました。

通知表は「努力の証」であり、「未来の選択肢を広げる鍵」。
内申点という“もうひとつの実力”を意識して行動することが、高校入試を有利に進める大きな武器になります。

今日からできる小さなことが、半年後・1年後に大きな差となって表れます。

今回は、地域別を東京都と埼玉県でご紹介しましたが、その他の県の方も自分の地域の内申点事情を調べてうまく活用して下さいね。

  • 授業の内容を家で話す
  • 提出物を丁寧に出す
  • ノートを工夫して書く
  • 副教科にも全力で取り組む

これらはすべて、“未来の合格”への投資です。
親子で一緒に、この“もうひとつの実力”を育てていきましょう!

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