こんにちは。学びのインフォです。
「えっ、もうテスト3日前⁉」「全然勉強できてない…」「何から手をつけたらいいの?」
そんな焦りの声があちこちから聞こえてくるのが、定期テスト直前のこの時期。部活や習い事、家の用事で忙しくて、気づけばもうテスト直前…。中学生によくあるパターンです。そして、そんな我が子を見て、保護者も「せめて少しでも点が取れたら…」と願うはず。
でも、心配しなくても大丈夫。
テスト3日前からでも、やるべきことを絞って勉強すれば点数アップは可能です。
大切なのは「全部やろうとしないこと」と「よく出るところに集中すること」。この記事では、テスト3日前からでも間に合う、教科別の最短スケジュール&対策法を紹介します。
まずは戦略を立てよう!残り時間の使い方
やみくもに勉強を始めても、時間だけが過ぎてしまいます。まずは次の2ステップで戦略を立てましょう。
ステップ①:テスト範囲を確認
学校から配られた「テスト範囲表」を手に取って、次のことをチェックします。
- どの単元・ページが出題されるか
- ワーク(問題集)やプリントの範囲
- 副教科があるかどうか

この範囲表が、あなたの“戦場マップ”です。
ステップ②:残り時間の分配
テスト3日前から本番まで、どうやって時間を配分するかを考えましょう。
- 3日前:全体の確認+苦手な教科の集中勉強
- 2日前:苦手な単元の復習+暗記系(理社)中心
- 前日 :確認と軽い復習。詰め込みはほどほどに
また、苦手な教科に多めの時間を取ることがポイント。

得意教科は“現状維持”でOKです。
【英語】教科書暗記&単語チェックが最短ルート!
英語はテスト範囲の教科書本文とワークからの出題がほとんど。短時間で成果を出すには、以下の2点にしぼって勉強しましょう。
①教科書の本文暗記(音読+和訳)
本文を声に出して読む(音読)→意味を確認→暗記。これを2~3回繰り返すだけで、かなり頭に入ります。
ポイント:
- 和訳できるかを確認しながら読む
- 英文を見て「何を言っているか」がわかればOK
重要な表現や文法事項は、本文の中にギュッと詰まっているため、教科書本文の暗記=得点力アップにつながります。
②単語・熟語チェック(教科書&ワーク)
覚えていない単語は、本文を読んでも理解できません。教科書やワークの太字単語や熟語をリストにして、テスト直前まで何度も見返しましょう。
単語暗記のコツ:
- 声に出して読む
- 意味を言えるかテストする
- 書いて覚えるのは必要最低限でOK
【数学】出る問題パターンだけを徹底的に反復!
数学は「パターンの反復」が勝負。今さら新しい問題に挑戦する必要はありません。テスト範囲のワークとノートだけで十分対応できます。
①ワークの解き直し
すでに解いたワークの問題をもう一度解き直すのが一番効率的。特に次の点を重点的に確認します。
- 間違えた問題の見直し
- 計算ミスの傾向をチェック
- 解き方を説明できるかを確認
コツ:
- 答えを見る前に自力でやってみる
- 手が止まったら、ノートや解説をすぐに確認
②「出る単元」だけに絞る
すべての単元をやる時間はありません。テスト範囲の中でもよく出る単元(計算・作図・関数など)を先生や過去のテストから予測して、そこだけに集中しましょう。
【国語】漢字と文法は得点源!読解はパターンで対応
国語は「読解問題」と「知識問題」の2つに分かれます。読解は時間をかけるとキリがないので、知識問題(漢字・文法)を確実に得点するのが最短ルートです。
①漢字の読み書き
漢字はテストで必ず出るうえに、対策すれば点が取りやすい項目です。以下の方法で覚えましょう。
- 学校の漢字プリントやワークを使う
- 苦手な字だけをピックアップ
- 3回書いて声に出す

10~15点分くらいは見込める、重要な得点源です。
②文法問題
「助詞」「助動詞」「活用形」「文節の区切り」など、出題されるポイントはだいたい決まっています。学校のワークと授業ノートを見直し、例文とルールをセットで覚えると効果的です。
③読解は“パターン練習”のみ
読解問題に時間をかけすぎるのは非効率。テストに出そうな文章(説明文・小説など)を1~2問だけ解き、選択肢の選び方や記述のコツを確認しておけば十分です。

読解問題では、『作者』を書かせる問題を出す学校もあるので
合わせて覚えておくと得点源に!
【理科】「用語」と「実験」だけで点は取れる!
理科は内容が幅広いですが、出題傾向ははっきりしています。「語句の暗記」「実験・観察のポイント」を押さえるだけで、得点できます。
①重要語句の暗記(教科書とワークのまとめ)
理科でまずやるべきは、「教科書の太字・用語集の赤字」の暗記です。
特に覚えるべきは:
- 植物・生物の名前やはたらき
- 化学変化の用語(例:酸化・還元)
- 電流・力の単位(N, A など)
ワンポイント:
- 教科書の太字語句にマーカーを引く
- 見て覚える → 声に出す → 書いてチェック

短時間でも、10~20個の語句は覚えられるように頑張ろう!
②実験・観察のポイント整理
グラフの読み取り・器具の使い方など、実験系の問題は毎回出題されます。
授業ノートのまとめやワークの「まとめページ」をざっと見ておきましょう。
例:
- ガスバーナーの使い方
- 電流回路のつなぎ方
- 植物の成長実験の条件 など

図を見ながら「これはどういう操作?」「結果は?」と考えるだけでも、記憶に残ります。
【社会】暗記は「見る→話す→書く」の3ステップ
社会はとにかく暗記勝負の教科です。でも、ただ読むだけでは覚えられません。短時間で覚えるには、「3ステップ記憶法」を使ってみてください。
①まずは「まとめページ」を読む
教科書や資料集の「まとめ」や「図説ページ」を読み、全体像をつかみます。
- 年代順の流れをざっくり確認
- 地図やグラフもチェック(地理・公民対策)
②声に出して説明してみる
「室町時代ってどんな時代?」「関税自主権って何?」と問いかけ、自分で説明します。
ポイント:
- 言えない=覚えてないとわかる
- 曖昧な部分を明確にできる

誰かに話すように説明することで、知識が定着します。
YouTubeで一問一答に答えてみるのも頭に残ります!
③最後に書いてチェック
短い時間でも、10問テスト→解き直し→再テストを繰り返すことで記憶が強化されます。
ワークや塾のプリントの「一問一答」ページを使うと効果的です。
【副教科】「授業ノート」と「プリント」で絞って対策!
副教科(音楽・美術・技術・家庭など)は範囲が絞られている分、対策もしやすいです。
時間がないときは、「先生が配ったプリント」だけをチェックしておけばOK!
ポイント:
- ノートの太字・線が引かれている箇所
- 楽譜や図解が載っているページ
- 前回の授業で強調された内容

「あとでいいや」と放置されがちな副教科こそ、
3日前のうちにサクッと見直すだけで差がつく教科です。
テスト前日・当日にやるべきこと
テスト前日は「詰め込み」ではなく「確認」と「メンタル調整」がメインです。
前日:見直しリストで安心感を
前日夜には「確認だけ」の勉強に切り替えましょう。
- 単語・用語の見直し
- 間違えた問題だけチェック
- 書かずに“見るだけ”勉強でもOK

「今日は軽くでいい」と思うことで、気持ちに余裕ができます。
当日:頭を起こす+最後のひと押し
- 朝に10分だけ音読(英語・社会)
- 理科や社会の語句を軽く復習
- 自信のある問題から解く!

焦らず落ち着いて、これまでやったことを信じて臨みましょう。
まとめ:やることを絞れば、3日でも結果は出る!
いかたでしたか?今回は『あと3日で何とかしたい!教科別・最短スケジュールで点数アップ作戦』をご紹介しました。時間がないときほど、「全部やらない」「出そうなところだけやる」という割り切りが大切です。
3日前からでも効果が出るポイントをもう一度整理します。
教科 | 最低限やること |
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英語 | 教科書音読・単語チェック |
数学 | ワーク解き直し・出題単元の反復 |
国語 | 漢字・文法の暗記、読解はパターン確認 |
理科 | 用語暗記・実験のポイント整理 |
社会 | 声に出して覚える・一問一答で反復 |
副教科 | ノートとプリントだけでOK |
焦らずに、1つずつクリアしていけば、テスト当日には「やれるだけのことはやった!」という気持ちで挑めるはずです。

テストは準備で勝負が決まります。今からでも、間に合いますよ!