こんにちは。学びのインフォです。
「歴史って、覚えること多すぎて無理……」
「テスト前になると、何から手をつけていいかわからない……」
そんな悩みをもつ中学生、実はとても多いんです。
でも実は、歴史が苦手な子ほど「ワーク中心の勉強法」で点が取れるようになります。
この記事では、歴史がニガテな子向けの実践的な勉強法を、保護者の方にもわかりやすく紹介していきます。
なぜワーク中心がいいの?
学校のワーク(問題集)は、先生がテストを作るときの“元ネタ”になっています。
つまり、ワークに出る問題は「テストに出やすい問題」ということ。
特に歴史は、重要な語句・流れが毎年似たような形で問われるので、
「まずワークを完璧にする」ことが得点への近道になります。
「ワークは提出物だからとりあえず埋めてる」という子は多いですが、それではもったいない!
提出だけで終わらせず、何度も繰り返すことがカギになります。
テスト前の勉強スケジュール例(2週間前から)
以下は、テスト2週間前から始める「歴史の理想的な勉強スケジュール」です。

ワーク提出などがある場合もあるので、書き込みをする前に範囲をコピーしてしまうと後で便利です!
2週間前:ワーク1周目(内容理解)
- 時代の流れをざっくり読み取る
- わからない語句にマーカー
- まずは「解ける・解けない」を分けるのが目的
ここでは「全部正解」じゃなくてOK。
まずは全体像をつかむのが大事です。
1週間前:ワーク2周目(覚える)
- 間違えた問題だけピックアップ
- 答えを写すのではなく、「なぜそうなるか」を確認
- 余裕があればノートにまとめてみる
この時期から「流れ」や「因果関係」を意識しましょう。
例:
- なぜ鎌倉幕府ができたのか?
- 誰が権力を持っていたのか?
3〜2日前:ワーク3周目(定着)
- ピックアップした問題をノーヒントで再挑戦
- 間違えたら、その場で確認+5分復習
- 同じ問題を、日を分けて何度もやる
ここで“思い出す”力が鍛えられます。
「見るだけ」「読むだけ」よりも、
「書く・言う・解く」アウトプットが効果絶大です。
1日前:まとめノート&ストーリー復習
- 自分で作ったまとめノートや年表でざっと確認
- 苦手な時代だけ集中して振り返る
- 音読しながらストーリーを語れるかチェック
歴史は「線」で覚えるとぐんと強くなります。
バラバラだった知識を、物語のように語れるかを確認しておきましょう。
歴史の「つまずきポイント」はここ!
歴史が苦手な子は、以下のどこかでつまずいていることが多いです:
① 人名・年号が多すぎて覚えられない
→ 名前・年号・出来事を「誰が」「何を」「なぜ」で整理すると記憶に残りやすい!
例:
×「聖徳太子 → 十七条の憲法」
〇「仏教を広め、国をまとめるために、聖徳太子が十七条の憲法を作った」
② 流れがつかめない
→ 単発の出来事だけだと応用がきかない!
ストーリーとしてつなげると理解が深まります。
例:
貴族中心の政治に不満がたまった武士が平清盛で台頭。
でも最終的に勝った源頼朝が鎌倉幕府を作って武士の世の中に──
こういう流れを自分の言葉で説明できるようにするのが理想です。
③ 難しい漢字でやる気が出ない
→ 書き取り練習を3〜5回やるだけでも定着率が全然違います。
「音読 → 書く → 説明する」の順で覚えると抜けにくいです。
NG勉強法に注意!
ついやってしまいがちな「点につながらない勉強法」もチェックしておきましょう。
× 答えを写すだけのワーク提出
→ ○ 自力で考えるクセをつける
× 教科書を眺めるだけ
→ ○ 声に出して読む・ノートに書くなど「手を動かす」
× 年号だけ丸暗記
→ ○ その背景・意味までセットで覚える
ノートはこう使おう!
「まとめノート」は使い方しだいで武器になります。
おすすめは、時代ごとに“3つの視点”で整理すること:
- どんな政治だったか
- 重要人物と出来事(なぜその行動をしたか)
- 社会や人々のくらしの変化
この3つをセットで押さえると、記述問題や応用にも強くなります!
保護者の方が「覚えた?」と聞くだけだと、子どももつい「うん」と言ってしまいがち。
そこでおすすめなのが、クイズ形式のチェック!
- 「鎌倉幕府を開いた人は?」
- 「室町幕府ができた理由は?」
- 「この人は何をした?」(なりきりクイズ)
こうした“会話型の復習”は、記憶の定着にとても効果的です。
家族のちょっとした時間で取り入れてみてください。

YouTubeなどで、一問一答をやってみるのもおススメです!
ワークを味方にすれば歴史は怖くない!
いかがでしたか?今回は『ワークが8割!歴史が苦手な中学生に効く“演習重視”の勉強法』をご紹介しました。
歴史が苦手な子ほど、まずはワークを3周することから始めましょう。
- 1周目:全体をつかむ
- 2周目:覚える
- 3周目:定着させる
そして、「なぜ起きた?」「誰がどうした?」というストーリーの流れを意識するだけで、点数もグッと伸びます。
保護者の方も、「提出したか」だけでなく「どう取り組んでるか?」を見守ってあげてください。
コツコツ取り組めば、「歴史ちょっと得意かも!」と笑顔になれる日がきっと来ますよ!
お役に立てる情報があったなら嬉しいです。