こんにちは。学びのインフォです。
中学2年生の数学、急に難しくなって「うちの子、ついていけてないかも…」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか?
一次関数、連立方程式、図形の証明…これらの単元は、今後の数学の土台となる重要な内容ばかりです。しかし、ここでつまずいてしまう子供も少なくありません。
実際に「数学が苦手!」と感じている子ほど、適切な勉強法や教材に出会えていないケースが多いと感じています。
この記事では、そんなお子さまが「できた!」と感じられるようになるための日々の勉強法、そして実際に成績アップにつながった市販教材を厳選してご紹介します。
保護者の方にとっても、お子さまを支えるうえで参考になる情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
数学が苦手な子に共通する「落とし穴」
まず最初に、なぜ中学2年で数学が苦手になるのか、その背景を整理しましょう。
1. 抽象的な概念が増える 中1の数学では具体的な数や計算が中心でしたが、中2では「比例・反比例」や「一次関数」など、抽象的な思考が求められる内容が増えてきます。これに対応するには、イメージ力や言葉での理解が必要になります。
2. 単元ごとのつながりが強くなる 例えば、一次関数のグラフを理解するには比例の知識が必要です。前の単元があいまいなままだと、新しい内容に進んだときに「なんとなくわからない」が連鎖していきます。
3. 自分の弱点に気づかない 「わからないことがわからない」状態になっている子が非常に多く、復習すべきポイントを自分では特定できないのが現実です。
数学が苦手な子のための毎日の勉強法
「毎日10分の計算トレーニング」
基本的な計算力がないと、関数や図形の応用問題に取り組む余裕がなくなります。まずは、基礎的な計算問題を毎日コツコツと。タイマーを使って「10分だけやる」と決めると続きやすいです。
公式の丸暗記をやめよう
「なぜこうなるの?」を声に出す 公式を丸暗記するのではなく、「なぜこの式になるのか」「どうしてこの解き方を使うのか」を声に出して自分に問いかけましょう。思考力と理解力の土台が作られます。
間違いノートをつける
ミスした問題だけを集めて、週に1回「振り返りタイム」を作るのがおすすめです。自分の弱点が見える化され、復習の効率が一気に上がります。
教科書で基本の流れを押さえよう
教科書の例題 → ワークの順番で 教科書の例題を理解してから、ワークで演習。いきなり問題集に飛びつくのではなく、基本の流れを押さえてからアウトプットするのが成功のコツです。
子供の前向きな気持ちをサポート
親が「学びの習慣」を応援する 保護者の方は「勉強しなさい」と言うより、「今日の10分できたね!」「間違いノート見せてくれる?」という声かけで、子供の前向きな気持ちをサポートしてください。
数学が苦手な中2におすすめの市販教材5選
ここからは、私が実際に使って効果を感じた教材を5つ紹介します。いずれも、苦手な子でも「わかりやすい」「続けやすい」と評判の良いものです。
くもんの中学基礎がため100%(文英堂)
◎おすすめポイント: ・基礎をしっかり固めたい子向け ・ステップが細かく、「ちょっとずつ」進める構成 ・解説が非常に丁寧
「授業についていけない…」という子にまず最初に使ってほしい一冊です。
中学ニューコース問題集 数学2年(学研)
◎おすすめポイント: ・学校の教科書に合わせた構成 ・基本→標準→応用と段階的に学べる ・解説が多く、間違えたときの理解につながる
学校の定期テスト対策にピッタリです。
教科書ぴったりトレーニング(小学館)
◎おすすめポイント: ・教科書準拠で安心 ・教科書に沿った内容で、復習しやすい ・ワーク部分も充実
家庭学習の「毎日の復習」に最適。塾に通っていない子にもおすすめです。
中学数学をひとつひとつわかりやすく。(学研)
◎おすすめポイント: ・とにかく解説がわかりやすい ・イラストや図解が豊富で楽しく学べる ・1回の学習量が少ないので続けやすい
苦手な子が「やってみよう」と思える入門書として最適です。
アウトプット専用問題集 中2数学[数と式・関数](文英堂)
◎おすすめポイント: 「わったつもりになりがち」は解いている問題数が足りないから!この教材はそのアウトプット不足を解消するための問題集です。
紙面上に、スマホをかざすだけで重要事項に飛べるQRコードを掲載されています。また、解答入り紙面を参照できるQRコードも掲載し、すぐに解答を確認できるようになっているのも使いやすさの1つです。
教材は「使い方」が重要!成功のポイント3つ
どんなに良い教材でも、使い方を間違えると効果が半減します。成功するためのポイントを3つにまとめました。
「やりっぱなし」にしない
終わった問題を見直し、間違えた部分にチェックを入れる習慣をつけましょう。復習こそが力になります。
「1冊をやり切る」
いろいろ手を出すのではなく、まずは1冊をしっかり終えることが大切。達成感がやる気につながります。
親が「学びの習慣」を応援する
忙しい保護者の方もたくさんいると思います。進捗を一緒に確認したりすることが出来なくても、応援の声かけをすることで、子どもの継続力が大きく変わります。
保護者の方は「勉強しなさい」と言うより、「今日の10分できたね!」「間違いノート見せてくれる?」という声かけで、子どもの前向きな気持ちをサポートしてください。
苦手は「克服できる」もの。家庭学習で未来が変わる
いかがでしたか?今回は、『数学が苦手な中学2年生におすすめ!厳選した「本当に使える」教材5選と日々の勉強法』をご紹介しました。
数学は積み重ねの教科です。今つまずいていても、適切な勉強法と教材を選び、毎日少しずつ積み上げていけば、必ず「わかる」ようになります。
保護者の皆様も、ぜひお子さまのペースを大切にしながら、温かいサポートをしてあげてください。焦らず、着実に、前に進んでいきましょう。
この記事の中に、お役に立てることがあれば嬉しいです。