こんにちは。学びのインフォです。
夏休みは、勉強が得意な子どもにとって“飛躍”のチャンスです。学校の授業進度にしばられず、自分のペースで深い学びに挑戦できる貴重な期間となります。とはいえ、「ただ難しい問題を解かせればいい」というわけではありません。大切なのは、今の学力を“より確実に伸ばす”教材や方法を選び、自主的に学び続ける環境を整えることです。
今回は、勉強が得意な小学校高学年の子におすすめの「標準〜ハイレベル教材」や「探究・創造型の学び方」をご紹介します。夏の家庭学習を、知的好奇心をぐんと育てる時間に変えていきましょう。
自宅でできる!高学年向け・学力を伸ばす時間割のコツ
夏休みは、時間の使い方次第で学びの質が大きく変わります。ポイントは「午前=集中」「午後=創造・探究」という流れを意識すること。
たとえば午前中は、読解や算数など集中力が必要な学習に取り組みます。午後は調べ学習や読書、自由研究といった“発散型”の学びで、好奇心を広げていきましょう。また、1日の流れをお子さん自身に決めさせると、「自分で学ぶ」意識も育っていきます。学習と休憩、運動や遊びのバランスを意識して、無理のないスケジュールを作ることが大切です。
時間割の例:
- 8:00~9:00 読解・国語
- 9:00~9:10 休憩
- 9:10~10:10 算数や英語
- 午後は自由研究・調べ学習・読書・創作活動など
このように「学習の種類を意識する」ことで、1日の学びにリズムと広がりが出てきます。
教科別:得意を磨けるおすすめ教材(標準〜発展)
英語・国語・算数はこちらでご紹介
理科・社会
- 『自由自在(理科・社会)』:辞典のように使え、調べ学習や自主ノート作成にも役立ちます。
- 『Z会グレードアップ問題集 小学5年 理科 改訂版』:教科書レベルの問題集では物足りないと感じている方・少し難しい問題にチャレンジしたい方向けです。

いずれの教材も「できたかどうか」だけでなく「どこが難しかったか」「どう考えたか」などの振り返りを習慣にすると、学びの質がぐんと高まります。
探究×創造!“好き”を広げる夏の学びアイデア
得意な子には「正解を出す力」だけでなく、「考えを深める力」も育ててほしいもの。探究・創造的な学びは、夏休みにぴったりです。
自由研究は“自分の疑問”から出発
身近なテーマ(例:冷凍庫で氷が早くできるのは?)を選び、実験や観察をしながらまとめましょう。学んだことをノートや模造紙にまとめる過程も、思考力アップにつながります。
読書感想文も「要約+意見」でレベルアップ
物語を読み取ったあと、「何が心に残ったか」「なぜそう思ったか」を丁寧に言語化することが、作文力・読解力の向上につながります。親子で一度、話し合ってから書き出すのもおすすめです。
動画・図鑑・実験キットで五感を刺激!
NHK for SchoolやYouTubeの教育チャンネルを使えば、目と耳から新しい知識にふれることができます。科学実験キットや歴史まんがなども、探究心を育てるきっかけに。
おすすめの探究教材例
- 『学研の科学 実験キット』:届いてすぐに実験できる
- 『考える力をつける調べ学習シリーズ』:テーマごとに深掘りできる
保護者ができるサポート:教えすぎず、見守る力
勉強が得意な子でも、やる気が続かなかったり、計画倒れになってしまうことはあります。そこで大切なのが、保護者の“見守り力”です。
サポートのポイント
- スケジュールは一緒に相談して作るが、決定権は子どもに
- 「今日は何をやった?」と1日1回のふり返りタイムを
- 結果ではなく「考え方」「取り組み方」をほめる
- 目標を達成したらちょっとしたご褒美や次の目標設定を
また、うまくいかなかったときは責めず、「どうすればうまくいくかな?」と問いかける姿勢を大切に。教えるよりも、伴走する関わり方が、子どもの自立心と自信をぐんと伸ばします。
夏休みは「学びの好き」を伸ばすチャンス
いかがでしたか?今回は、『夏休みに差をつける!勉強が得意な高学年におすすめの自主学習教材と家庭学習法』についてご紹介しました。
「もっと知りたい」「もっとやってみたい」。その気持ちがあふれる夏こそ、得意な子が大きく成長するタイミングです。問題集で力をつけるだけでなく、調べる・考える・表現する——そんな“学びの幅”を広げることも、夏の家庭学習の大きな意味です。
この夏は、教材選びと学び方を工夫して、お子さんの知的好奇心をとことん育ててみませんか? 中学への土台づくりとしても、大きな一歩になると思います。
この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。