こんにちは。学びのインフォです。
夏休みが終わり、子どもたちの学校生活も再スタート。小学校高学年の保護者にとって、2学期は少し特別な時期ではないでしょうか。
運動会や学習発表会といった大きな行事があり、授業内容もぐっとレベルアップします。中学進学を意識し始めるご家庭も多く、「勉強の習慣をどう身につけさせよう?」「生活リズムが崩れているけど大丈夫かな?」と不安を抱える声をよく耳にします。
今回はそんな小学校高学年のお子さんを持つ保護者に向けて、『2学期を乗り切るための 勉強習慣づくり と 生活リズムの整え方 』をご紹介します。また、日々のサポートに役立つ教材や生活アイテムもあわせてご紹介します。
2学期はなぜ大切?小学校高学年の学びの分岐点
小学校高学年の2学期は、学力面・生活面の両方で分岐点になります。
- 学力の差が広がりやすい:算数では「割合」「比」「速さ」など抽象的な内容が増え、国語では長文読解や作文力が求められます。
- 生活リズムが乱れやすい:夏休み明けは夜更かし・朝寝坊の習慣が残ってしまう子も多いです。
- 学校行事との両立が必要:運動会、社会科見学、学習発表会などでスケジュールがタイトに。
つまり、2学期にどれだけ「日々のリズム」と「学習習慣」を整えられるかで、冬休み以降の学力と生活態度に大きな差が出るのです。
勉強習慣を整えるための3つのステップ
まずは1学期の復習から
「夏休み明けのテストで点数が下がった」という声はよく聞きます。その原因は“復習不足”。2学期をスムーズに進めるには、1学期の単元を短時間でも見直すことが効果的です。
特に算数では「分数・小数の計算」「図形」、国語では「物語文の要約」「漢字の定着」を再確認しておきましょう。

毎日の学習に役立つ学習教材をこちらで紹介しています。
平日の学習ルーティンを作る
勉強習慣を身につけるコツは「毎日決まった時間に机に向かうこと」。時間は 15分でもOK。大切なのは「今日はやらなくてもいいか」とならない仕組みづくりです。
<例>
- 学校から帰ったら宿題+漢字ドリル10分
- 夕食前に算数の計算プリント1ページ
- 就寝前に読書10分
といったように、家族で「やる順番」を固定するとスムーズです。
おすすめアイテム
ポモドーロ勉強法というのをご存じでしょうか。
ポモドーロ勉強法は、集中力を高め、学習効率を向上させるための時間管理術です。イタリア人のフランチェスコ・シリロ氏が考案したもので、彼が学生時代に使っていたトマト型のキッチンタイマーにちなんで「ポモドーロ」(イタリア語で「トマト」)と名付けられました。
ポモドーロ勉強法の基本
この勉強法は、「25分間の集中作業」と「5分間の短い休憩」を1セットとして繰り返すのが基本です。この1セットを「1ポモドーロ」と呼びます。
この方法を繰り返すことで、
- 集中力の維持
- メリハリのある学習
- 脳疲労の軽減
- タスクの視覚化
というメリットがあり、学習効率をあげると言われています。スマホなどのタイマーでも良いと思われがちですが、通知などで集中力が途切れるのを避けるため、スマホ以外のタイマーを使用するのがおすすめです。
効率をあげるための方法として、仕事などでも活用している人が多くいるため、【ポモドーロ タイマー】といったアイテムも普及してきています。こども自身で「15分だけ集中する」習慣を身につけることにも効果的です。

親のサポートは“声かけ”が9割
「宿題やった?」「まだ?」と繰り返すと、子どもは勉強=叱られることと結びついてしまいます。
おすすめなのは「できたことを見つけて褒める」スタイル。
- 「漢字、昨日より速く書けるようになったね」
- 「タイマーが鳴るまで集中できたね」
といった具体的な声かけが効果的です。
生活リズムを整える工夫
早寝早起きのリズムを再構築
夏休みの夜更かしが残っている場合、まずは「就寝時間」を固定しましょう。いきなり2時間早くするのではなく、毎日15分ずつ戻していくのがポイントです。
朝日と同じような光で起きられる目覚まし時計がありますが、生活リズムの改善に役立ちます。
学校行事シーズンの体調管理
運動会や遠足などで疲れが溜まりやすい時期。生活リズムが乱れると免疫力も低下しやすいので注意が必要です。
- 栄養バランスの良い食事(特に朝食)
- 睡眠時間の確保
- 水分補給
を意識してあげましょう。

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習い事と勉強の両立
ピアノ、サッカー、英語塾など…高学年になると習い事も本格化。帰宅が遅い日は「短時間で取り組める学習」を用意しておきましょう。
短時間でも「今日はやった」という実感が積み重なると、習慣が途切れにくくなります。

短時間で出来るドリルやプリントがあるといいですね。無料プリントはこちらでご紹介しています。
保護者ができる“ちょっとした工夫”が未来につながる
小学校高学年は、中学に向けて大きく成長する大切な時期。2学期に「勉強習慣」と「生活リズム」を整えることは、成績アップだけでなく、子どもの心と体を健康に育てることにもつながります。
「うちの子、続けられるかな…」と不安になることもあると思いますが、完璧を目指す必要はありません。
毎日のちょっとした積み重ねが、やがて大きな自信へと変わっていきます。
保護者の声かけと環境づくりで、ぜひお子さんの2学期をサポートしてあげてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は『2学期を乗り切るための 勉強習慣づくり と 生活リズムの整え方 』をご紹介しました。
小学校高学年の2学期は、勉強も生活も大きくステップアップする時期です。
- 勉強習慣は「復習から始める」「短時間ルーティンを作る」「親の声かけで支える」
- 生活リズムは「早寝早起き」「学校行事や習い事との両立」「体調管理を意識」
- 教材や生活アイテムを活用して、家庭でできる工夫を続ける
こうした小さな積み重ねが、冬以降の学力や自信につながります。
もちろん、毎日完璧にできなくても大丈夫。大切なのは「やらなかった日があってもまたリセットして続けられる」柔軟さです。子どもにとって、保護者が隣で見守ってくれているという安心感が、学習や生活の軌道修正を支える力になります。
この2学期を、単なる“慌ただしい学期”として過ごすのではなく、「親子で一歩成長できる期間」にしてみませんか? 勉強習慣と生活リズムを整え、お子様に合った教材やアイテムもうまく取り入れながら、前向きに新学期をサポートしていきましょう。
お子様にとっても、保護者にとっても「頑張ってよかった」と思える2学期になるといいですね。
この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。