こんにちは。学びのインフォです。
夏休みも残りわずか。
「宿題、全然終わってない!」というお子さんの声に、保護者も内心焦っていませんか?
毎年この時期になると、小学生も中学生も、机の上にドリルやワーク、プリント、自由研究の材料が山積み。「どこから手をつければいいかわからない…」という状態になってしまいがちです。
「なんで早くやらなかったの!」と言いたくなる気持ちは分かりますが、ここで感情的になってしまうと、子どもは余計にやる気をなくし、宿題がさらに進まなくなります。
大事なのは、叱るよりも、残り期間でどうやって宿題を終わらせるかに集中することです。
この記事では、残り1週間で夏休みの宿題を終わらせるための具体的な方法を、小学生向け・中学生向けに分けて紹介します。さらに、読書感想文を短期間で仕上げるための時短テクニックも解説します。
今からでも間に合う“追い込み作戦”を実行して、親子で新学期を気持ちよく迎えましょう。
小学生編:宿題を終わらせるための声掛けと進め方
責めずに「実況」して促す
「まだ宿題やってないでしょ!」ではなく、
「今日は何ページやる予定?」
「このあとどの宿題から始める?」
と、事実確認や予定化を促す質問型の声掛けが効果的です。
責められるより、自分で選んだ感覚を持つことで、自主性が育ちます。

例)
×「いい加減やりなさい!」
○「今日は計算ドリルと漢字、どっちを先にやる?」
小さな目標で達成感を積み上げる
「今日はドリル全部!」ではなく、
「漢字は5問だけ」「計算は3ページだけ」など、短時間で終わる量を設定。
終わらせた達成感が「もう少しやろうかな」という前向きな気持ちを生みます。
宿題時間を固定
朝ごはん後やおやつ前など、毎日同じ時間に宿題タイムを設定します。
脳がその時間を“宿題モード”と認識し、取りかかりやすくなります。

体内時計が認識するイメージですね
見える化でモチベーションアップ
やったページにシールや付箋を貼り、残りの量を可視化。
ゴールが見えると「あと少し!」とやる気が持続します。

例)
月:読書感想文の下書き+計算5ページ
火:漢字ドリル5ページ+自由研究まとめ
小学生の1週間宿題追い込みプラン
- 宿題を種類ごとにすべて書き出す(ドリル・プリント・作文・自由研究など)
- 残り日数で割る(例:ドリル30ページ÷7日=1日5ページ)
- 1日のノルマを朝に決定 → 夜にチェック
- 時間がかかる宿題(作文・自由研究)は最初に着手
- 無理な日は少なめにして翌日多めに調整
中学生編:宿題を終わらせるための声掛けと進め方
指示ではなく「相談型」で関わる
中学生は「やらされ感」が強いと反発します。
「あと何が残ってる?」「どうやって終わらせる?」と、計画を一緒に作る形がベストです。

思春期のお子様は声掛けの仕方が大変ですよね。
いつもとは違う声掛けで試してみるのはどうでしょうか。
カウントダウンで危機感を共有
スマホやカレンダーに「宿題締め切りまであと◯日」と表示。
紙に書いて部屋やリビングに貼るのも効果的です。
短時間集中法でだらだら防止
25分集中+5分休憩のポモドーロ法を活用。
スマホのタイマーを使えば簡単に管理できます。

集中力が続かないお子様に試してみたい方法ですが、5分休憩となるとせかされる感じがするお子様もいらっしゃるようなので、まずは25分集中してみることから始めてみるのもおススメです。
得意科目で助走をつける
最初は苦手な課題よりも、得意教科や簡単なものから着手。
勢いがついてから難しい課題へ移ります。
進捗を口頭で報告
夕食前に「今日やったこと」を3分で報告してもらいます。
言語化することで達成感が強まり、翌日も取り組みやすくなります。

ちょっとしたコミュニケーションのつもりで、他の話題から入ってほんの少し探ってみるのも良いと思います。
中学生の1週間宿題追い込みプラン
- 残課題を教科ごとにリスト化
- 量・期限・難易度で優先順位を決定
- 午前・午後・夜の3ブロックで作業時間を確保
- SNSやゲームはノルマ達成後のごほうびに設定

例)
午前:数学ワーク10ページ
午後:英語長文2題+英単語暗記
夜:理科まとめ+暗記テスト
宿題が進まなかった理由を聞くことが最初の一歩
「やりたくなかった」以外にも、
- 量が多くてやる気が出なかった
- やり方が分からなかった
- 後でやればいいと思っていた
など、理由はさまざまです。
まずは責めるより理由を聞き、解決策を一緒に考えることが重要です。
- 計画の再構築:量や順番を調整
- 伴走型サポート:同じ空間で作業、すぐほめる
- 即フィードバック:成果を確認してコメントする
小学生向け:読書感想文を1日で仕上げるコツ
本選び
- 薄くて読みやすい本(短編集や児童文学)
- 興味のあるジャンル(冒険・動物・スポーツなど)
- 課題図書が難しければ自由図書も検討(要確認)
書き方の流れ
- あらすじを3〜4行で簡潔にまとめる
- 心が動いた場面を1つ選ぶ
- その場面を読んで感じたことを書く
- 自分の経験や生活と結びつける
- 最後に全体の感想をまとめる
時短テク
- 読みながら付箋を貼っておく
- 読後すぐに感じたことを箇条書き
- 話す→録音→文章化
あと1週間でも宿題は終わらせられる
いかかでしたか?今回は、『夏休みの宿題が終わらない小学生・中学生を追い込み完了へ!保護者ができる声掛けと実践法』をご紹介しました。
夏休みの宿題が終わらないと焦る時期ですが、やるべきことを整理し、小さく区切り、保護者が伴走することで、1週間あれば十分間に合います。
ポイントは、叱るよりも一緒に計画を立て、達成感を日々感じさせること。
この1週間の追い込みが、子どもの達成感と自信につながり、新学期を笑顔で迎える力になります。
この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。