こんにちは。学びのインフォです。
「英語の定期テスト、思うように点が取れない…」
「文法がごちゃごちゃで何がなんだか分からない」
そんな悩みを抱えている中学2年生と、その保護者の方は少なくありません。英語は“積み重ねの教科”だからこそ、一度つまずくと、次の単元がどんどん難しく感じられてしまいます。
でも安心してください。正しい方法で少しずつ取り組めば、英語が苦手な子でも変わります。今回は、英語が苦手な中学2年生が、定期テストに向けて今から始められる家庭学習法を、具体例とともに丁寧に紹介していきます。
英語が苦手な中学生が抱えやすい“つまずき”とは
文法があやふやなまま進んでしまう
中学2年生になると、英語の文法は一層複雑になります。 特に、過去形や助動詞、比較級など、新しい文法事項が次々と登場します。 これらをしっかり理解しないまま進んでしまうと、文章の構造が把握できず、英語への苦手意識が強まってしまいます。
単語が覚えられず、長文が読めない
英語の長文を読む際、知らない単語が多いと内容を理解するのが難しくなります。 単語力が不足していると、文章全体の意味をつかむことができず、読解問題で得点を伸ばすことができません。
勉強のやり方が分からない・続かない
「何から始めればいいのか分からない」「勉強しても成果が出ない」と感じると、モチベーションが下がり、継続的な学習が難しくなります。 特に、英語が苦手な生徒ほど、効果的な学習方法を見つけるのに苦労する傾向があります。
毎日の英語学習、どうやって続ける?
「毎日15分」から始めよう
英語の学習は、短時間でも毎日続けることが重要です。 「毎日15分だけ」と決めて取り組むことで、無理なく習慣化することができます。 例えば、朝食後や寝る前など、日常生活の中で学習時間を固定すると、継続しやすくなります。
学習時間より“内容と習慣化”が大切
長時間勉強することよりも、毎日コツコツと続けることが効果的です。 例えば、英単語を毎日5個覚える、文法問題を1ページ解くなど、具体的な目標を設定すると、達成感を得られ、学習のモチベーションが維持できます。
勉強の順番は「単語→文法→読解」でOK
効果的な学習の順番は、まず単語を覚え、その後文法を学習し、最後に読解問題に取り組むことです。 単語力があると文法の理解が深まり、文法が理解できると読解問題にも対応しやすくなります。
成功例と失敗例から学ぶ
成功例:単語カードと連想ゲームで単語力アップ
単語帳を見ても覚えられなかった子が、単語カードを作成し、連想ゲームのようにして覚える方法を試しました。 その結果、単語を覚えるのが楽しくなり、単語テストでも高得点を取れるようになりました。
成功例:音読でリスニング力向上
最初は教科書の音読についていけませんでしたが、毎日音読を続けることで、リスニング力が向上し、学校の授業でのリスニングも理解できるようになりました。
失敗例:文法や単語に深追いしすぎる
中高生が英語で苦戦する主な理由の一つに、文法や単語に深追いしすぎることが挙げられます。 すべての文法事項を完璧に覚えようとするあまり、実際に英語を使う機会が少なくなり、学習が停滞してしまいます。
失敗例:目的・目標を決めず、ただ行動する
目的や目標が明確でないまま、ただ英語の勉強を続けると、ゴールが見えずに不安になり、挫折しやすくなります。 具体的な目的や目標を設定し、中間地点も決めることで、学習の道筋が明確になります。
おすすめ教材の紹介
『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』シリーズ(学研)
わかりやすく、1ページずつ進められる構成で、英語が苦手な生徒にぴったりです。 問題集としても参考書としても使えます。
『くもんの中学基礎がため100% 中2英語』(くもん出版)
中2の英語に特化し、基本的な文法事項を1つずつ丁寧に解説しています。問題数が適度で、解きながら理解できる構成なので、苦手な子でも取り組みやすいです。解説がわかりやすく、定着度が高まります。
『中学教科書ワーク 英語』(文理)
学校の教科書に合わせた問題集で、定期テスト前の対策に最適です。繰り返し解くことで、理解が深まり、テストでも点数が取りやすくなります。(※使用している教科書と同じ会社のワークを購入してね)
定期テスト前の勉強法
3週間前:教科書の音読と単語暗記
毎日、教科書の音読と単語暗記を続け、英文の意味をざっくりでもつかんでおきましょう。
2週間前:文法と基本問題の復習
問題集を使って、文法のパターンに慣れましょう。 ノートに文法のまとめを書くのもおすすめです。
1週間前:学校のワークを繰り返す
学校のワークはテストにそのまま出やすいため、繰り返し解いて定着させましょう。 間違えたところは、なぜそうなるかを調べてノートにまとめましょう。
前日:教科書の英文を音読
音読で英語のリズムを頭に残し、苦手な文法を軽く復習しましょう。
継続するためのコツ
小さな目標を設定する
「1日5単語覚える」「教科書の1ページを音読する」など、達成しやすい目標を設定しましょう。
学習時間を決める
毎日同じ時間に学習することで、習慣化しやすくなります。 例えば、夕食後の15分間など、生活リズムに合わせて設定しましょう。
学習記録をつける
学習した内容や時間を記録することで、達成感を得られ、モチベーションの維持につながります。
学習管理におススメのアプリを1つご紹介します。
学習の記録をつけていくと、勉強時間や学習バランスを振り返ることが出来るので計画的なスケジュールを組むのに便利です。

英語の苦手は“毎日の工夫”で変わる
いかがでしたか?今回は、『定期テストに向けて今から始める、中2英語の“つまずきを減らす”家庭学習のすすめ』をご紹介しました。
英語が苦手な中学2年生でも、毎日の少しの工夫と継続的な学習で、確実に力をつけることができます。 無理なく楽しく学習を進めていくことが、成績向上への近道です。 今回紹介した方法や教材を参考に、ぜひ今日から家庭学習を始めてみてください。
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