「合格してからが本当のスタート」推薦・確約後の中3がやるべき学習と生活準備

高校受験が知りたい

こんにちは。学びのインフォです。

推薦や確約で高校進学が早く決まると、親としてはホッとしますよね。
「これでようやく一息つける」――そう感じる方も多いと思います。

でも、同時にこんな不安も生まれませんか?

「最近、全然勉強しなくなった」
「ゲームばかりで生活リズムが乱れている」
「高校に入ってからついていけるのか心配」

実際、進路が早く決まった中3の中には、勉強のモチベーションを一気に失ってしまう子もいます。
しかし、高校の授業スピードは中学とは比べものにならないほど速いのです。
この“空白の数か月”をどう過ごすかで、高校生活のスタートダッシュが変わります。

この記事では、
進路が決まった中3がやるべき「学習」と「生活の準備」
勉強のモチベーションを保つ家庭での関わり方
を、保護者の目線から紹介していこうと思います。

なぜ「合格後の数か月」が重要なのか

推薦・確約が決まるのは、多くの地域で12月から1月。

確約制度を取ったからといって、実際の入試はまだ少し先なのに”受験は終わった!”と安心しきってしまう子供も少なくありません。
そこから卒業式までの約2〜3か月を、子どもは“解放感”の中で過ごします。

でも、ここで勉強を完全に止めてしまうと、以下のようなリスクが出てきます。

学力の“空白期間”が生まれる

中学の授業は3学期にも重要単元が多く含まれています。
たとえば数学では「平方根」「関数の応用」、英語では「関係代名詞」など。
高校の内容と地続きの単元です。

この時期に学習を止めると、高校の授業で“最初からつまずく”リスクがあります。

生活リズムが乱れやすい

受験の緊張から解放されることで、夜更かし・スマホ時間の増加など、生活リズムが乱れやすくなります。
その結果、春休み明けの新生活で体調を崩す子も少なくありません。

「燃え尽き症候群」が起こる

“目標がなくなった”状態で過ごすことで、勉強だけでなく、部活・友人関係にも意欲が湧かなくなるケースがあります。
高校入学後もその気持ちを引きずると、最初のテストや人間関係に影響することもあります。

高校の授業スピードはこう違う

高校に入ると、授業のテンポが一気に上がります。感覚でいうと、中学と比べて約1.5倍のペースです。進学校などでは、高校の教科書の基礎的部分は「自分で予習して理解してくるのが当たり前」としている学校もあるぐらいなので、科目によっては基礎が省かれて授業が進むなんてこともあるのです。
そして多くの保護者が驚くのが、先生が待ってくれないということ。

中学では板書を写す時間を確保してくれたり、質問の時間が多かったりしますが、高校では違います。

項目中学校高校
授業スピードゆっくり・復習あり早い・復習なし
定期テスト範囲約1か月分約2か月分以上
授業スタイル丁寧な解説中心自主的理解が前提
宿題・課題少なめ多く・自学前提

高校の先生は、「中学内容はできている前提」で授業を進めます。
ですから、中3の3学期こそ“高校への橋渡し期間”として大切なのです。

合格後の「学習リスタート」3ステップ

では実際に、進路が決まったらどうしたら良いのでしょうか。進路が決まったあとに実践できる、保護者主導の学習サポートを3段階で紹介します。

まずは“学習リズム”を保つ

「毎日少しでも机に向かう」ことを続けるだけで十分です。
内容よりも、“習慣を切らさない”ことが目的。

おすすめは、1日15〜30分の復習+読書タイム
たとえば、

  • 数学:1日2問だけ計算練習
  • 英語:中3教科書を音読+単語チェック
  • 国語:読書+要約メモ

親が「勉強しなさい」ではなく、「今日はどの教科を復習したの?」と聞くスタンスの方が効果的です。
リズムを守ることで、自然と高校入学後の学習ペースに適応できます。

しゃぺろん
しゃぺろん

せっかく受験勉強が終わったと思ったのに、勉強しなさい!だと子供はゲンナリするでしょう。けれど、1日わずかな時間の提案ならば子供も比較的受け入れやすいと思います。

苦手単元の“穴埋め期間”にする

確約後のこの時期は、時間の自由度が高い最大のチャンスです。
模試や過去の定期テストを見返して、「苦手な単元」をリスト化しましょう。

  • 数学の関数・図形
  • 英語の文法(不定詞・関係代名詞)
  • 国語の文法・古文の読解

など、高校で必要な基礎部分を集中して復習します。

市販教材を使う場合は、学校の進度よりも“中学総復習”に特化した問題集を選びましょう。
保護者が声かけする際は、「高校の勉強を楽にするための今の時間」という視点を伝えると、納得して取り組めるかもしれません。

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高校生活を意識した“自立学習”へ

高校では、先生が細かく管理してくれません。
提出物も「やっていなければ自己責任」です。

だからこそ、この期間に「自分でスケジュールを立てる練習」をしておくと安心です。

たとえば、週末に「来週やること」を本人に書かせてみましょう。
カレンダーアプリでも紙の手帳でも構いません。
保護者が「全部決めてあげる」から、「一緒に確認する」へ――この切り替えが、高校での自立につながります。

しゃぺろん
しゃぺろん

無理せず続けられる“学びの習慣化”が大切で、1日30分でも“高校脳”を維持できるようにすることが、後の高校生活に役立ちます。

生活面の“高校準備”も忘れずに

勉強だけでなく、生活リズムの整え方も大切です。

中学は自宅からの距離が近く、重い荷物の移動も短時間で済んだ人も多いでしょう。しかし、高校へは電車移動をする人もバス移動する人も、自転車で通うという人も多いかもしれません。

初めて通学電車に乗るなんていう人も多いかもしれませんね。そんな距離のある高校へ、大きな荷物を背負って通う。なんならお弁当を持参する、学食を買うためにキャッシュレス決済アプリを導入する。なんてご家庭もあることでしょう。

新しい生活が始まるということは、新しい出来事にぶつかることもあるということです。

しゃぺろん
しゃぺろん

生活面の心構えなども、これからの期間などを利用し準備しておきたいですね。

朝型の生活リズムを維持する

高校の始業時間は中学より早いこともあります。
春休み中に夜型生活になると、入学後に朝起きられないという悩みが多発します。
できるだけ「平日は学校モード」をキープしましょう。

通学練習をしてみる

通学時間が長くなるケースもあります。
平日などに学校の振替などがあったら、実際に通学ルートを確認して、朝の電車の混み具合を体験しておくのもおすすめです。
「高校生になる実感」が湧き、生活意識が引き締まります。

新しい人間関係に備える

中学の友達と離れる子も多いので、親としては“孤立しないか”が気になりますよね。
この時期は、家庭が一番の安心基地になるよう、子どもの話をよく聞くことが大切です。

親としてできる「声かけとサポート」

「もう受かったんだから、自由にさせていいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
でも、“放任”“自立の支援”は違います。

ここで、保護者にできる3つの関わり方を紹介します。

否定より“共感”を優先する

「またダラダラしてる!」ではなく、
「受験おつかれさま。少し休みたいよね」と共感から入ること。
子どもは“理解された”と感じることで、気持ちが前向きに切り替わります。

具体的な提案をする

「そろそろ勉強して」ではなく、
「高校の英単語アプリを一緒に探してみようか」など、行動に直結する声かけを意識しましょう。
目的が明確になると、子どもも納得しやすくなります。

高校生活の情報を一緒に集める

入学予定の高校のHPやSNSを見て、制服や授業内容、部活情報を一緒に調べるのもおすすめ。
「高校生になる準備」を親子で共有することで、自然と学習へのモチベーションが戻ってきます。

進路が決まった今こそ、“学び直し”のチャンス

推薦や確約で進学が決まった子ほど、この時期を“学び直し期間”として活用すると、高校入学後の差が出ます。

たとえば

  • 英単語や英文法の基礎をもう一度
  • 数学の計算と関数の復習
  • ノートの取り方を見直す

「復習=やり直し」ではなく、「高校のスタート準備」と考えましょう。
保護者が「今の努力が高校でラクになるよ」と伝えることで、子どもは前向きに受け止められる場合もあります。

しゃぺろん
しゃぺろん

正直、男女関係なくこの歳の子供は思春期真っただ中です。親の言うことなんて、右から左へと流して聞いているだけかもしれません。

それでも全く何も言わないで、後で親子ともに後悔するぐらいなら、「親なんて嫌われてなんぼ」と思って話をする気持ちも必要なのでは?と私は思っています。

おわり

いかがでしたか?今回は、『「合格してからが本当のスタート」推薦・確約後の中3がやるべき学習と生活準備』についてご紹介してきました。

推薦や確約で早く合格をつかんだお子さん、本当に頑張りました。
でも、これで終わりではありません。

合格してからの数か月が、実はもっと大切。
ここをどう過ごすかで、高校生活がスムーズになるかどうかが決まります。

保護者の言葉ひとつで、子どものモチベーションは大きく変わります。
「もう頑張らなくていい」ではなく、
「これから新しいステージに進む準備をしていこうね」
そんな温かい後押しが、子どもにとって何よりの支えになるはずです。

実際に私のママ友達の子供は何人か、この期間に勉強を全くせず高校へ進学したところ、授業ペースの速さに追いつけず、中3最後の単元をあまり勉強していなかったこともあり、あっという間に学年最下位まで成績が落ちてしまいました。

そんな話が周りで何人もいる?と思うかもしれません。ですがコレは実際に私が聞いたママ友達からの相談の話だったんです。共通していたのは、私立に単願入試で早期に進路が決定していたこと。受験勉強から解放されて、決まった途端に勉強をほとんどしなくなったこと。(この中には確約を貰ったことにより、単願入試を受けていない時期から勉強をしなくなった子もいました。)

では、実際に高校へ入学して何についていけなかったのか。やはり、勉強スピードの差と勉強をしなくても良いという心地よさから抜け出せず、高校入学後も自習が足りなかったこと。せっかく覚えていた英単語や公式なども忘れてしまい、中学からの知識が基礎となる数学や英語、理科などの授業が解らなくなってしまったことなどが原因でした。

夏休み前の三者面談で、他の高校のパンフレットを提示され

「あなたはこの学校を卒業する気がありますか?」

と突然聞かれたママ友達もいます。それだけ、学習面において進級さえも危うい状態だったということです。

授業が解らなくなると、聞いていてもつまらないので寝てしまう。すると余計においていかれてしまい、そのうち学校へ行かなくなる→転校することを考えるようになる。(悪循環)

早めに進路が決定して、親子で安心した中学生活を送っても、安心しきって本来やらなければならない通常学習までおろそかにしてしまうと、高校入学直後から壁に当たってしまう人が少なからずいるという現実を私は目の当たりにしてきました。

この記事を読んだことで、少しでも多くの方が来年の夏休み前に悲鳴をあげるようなことが減っていれば、お役に立てたのかもしれないので嬉しいです。

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